キャッシング

アイフルは職場への電話連絡がないって本当?

消費者金融にキャッシングを申し込むときは、きちんと仕事をして安定した収入があることを確認するため、審査の最終段階で職場に電話をかけるケースがほとんどです。しかし、職場にはできるだけ借入れについて知られたくないという人や、私的な電話の取次ぎをしてもらえない人も少なくありません。こちらでは、原則電話確認不要といわれるアイフルの審査について見ていきます。

アイフルのキャッシングはどんな内容?

アイフルは1982年に創業した老舗の消費者金融です。ライフカードを子会社に持つ大手の消費者金融であり、これまでのノウハウを活かしたスピーディな審査や融資を行っています。

実質年利は3.0%~18.0%となっていますが、小口融資として利用する場合には実質年18.0%で借りることになりますので、利息の面では大きなメリットがあるとは言えません。

また、WEB申し込みの場合最短25分で審査完了が可能なこと(※お申し込み状況によってその限りではありません)、年収や信頼性によっては800万円まで融資可能な限度額など、大手ならではの安心感や利便性が高く評価されています。

融資まで全てWEBで完結することも可能ですし、借入れ申し込みをするときに懸念事項として取り上げられることが多い、原則職場への電話連絡がないので、職場や家族に知られずに借入れをしたい人に注目されています。

また、利用限度額が50万円以下、他社を含めても借入総額が100万円以下の場合には収入証明書の提出も不要ですので、少額の資金を急いで借入れしたい場合には、アイフルで申し込んだらスムーズに融資が受けられる可能性が高いです。振り込み回数の制限もなく、必要な時に必要な金額の融資を受けることができますので、非常時にすぐに現金を借りたいという人におすすめの消費者金融と言えます。

アイフルが他の大手消費者金融とは一線を画す特徴として、銀行系の傘下に入っていないことが挙げられます。
金融機関の後ろ盾なしに堅実な営業を継続しており、消費者金融として健全な事業を行っている状況です。

金融機関の資金力による縛りがない分、新規借入れ申し込み者の審査についてもアイフル独自の基準で判断し融資を行うことが可能です。

アイフルの審査について

アイフルの審査基準や具体的な審査の内容は公開されていませんが、大手の消費者金融で長期的に融資を行ってきたノウハウを見ると、どのようなポイントを重視して審査を行っているかの判断は可能です。

まず、アイフルで申し込みをするときの条件は、満20歳以上69歳までの人で、継続的な安定した収入があることとされています。

この条件を満たしていればパートやアルバイト、学生、年金生活者でも可能とされていますが、学生の場合は仕送り以外、年金受給者は年金収入以外の働いて得られる収入があることが前提条件です。
なお、審査を受けるときには必要事項を正確に記入する必要がありますし、最低限提出しなければならない書類もありますので、前もって準備しておくとスムーズに手続きを進められます。

審査の流れと必要書類

アイフルの審査の流れは以下の通りです。
まず、公式サイトの申し込みページで、住所氏名や生年月日、扶養家族、勤務先や雇用形態、借入希望金額などの必要事項を入力して送信します。
申し込みを受けて、アイフル側で記入内容の審査や本人確認書類の確認、信用情報の調査などを行います。

信用情報というのは、金融機関や信販系会社、消費者金融等が共有しているデータベースのことで、複数の信用情報機関があります。このデータベースには、利用者ごとにどこでどれくらいの借入れをしているのか、滞納や債務整理などの金融事故があるかなどの情報が掲載されているため、他社の借入れ状況などをすぐに知ることが可能です。

仮審査を終えたら、本審査を行うために必要書類の提出が求められます。

必要書類は大きく分けて、本人確認用、収入の証明用、2種類です。

このうち、本人確認用の必要書類は運転免許証、住民基本台帳カード、特別永住者証明書、在留カード、個人番号カード(表のみ)などが該当し、いずれか1つの写しを提出すればよいとされています。

ただし、現住所が記載されている内容と異なる場合には、これらの本人確認書類に加えて公共料金の領収書や年金手帳などの現住所が分かるものが2通必要ですし、契約書等が自宅宛てに簡易書留で郵送されるので注意が必要です。

収入の証明はアイフルだけで50万円以上、もしくは他社の借入れを含めて100万円以上になる場合に必要なもので、源泉徴収票や住民税決定通知書、給料明細書、確定申告書、所得証明書などが該当します。

場合によっては電話による在籍確認もあり得ますが、原則書類の提出のみで審査が完了しますので、電話確認がネックになって借入れがしづらいという人、できるだけ書類審査のみで済ませられる審査を望んでいる人にとっては、おすすめの消費者金融と言えます。
全ての審査が終わると、結果の報告と正式な契約が交わされます。その後、急ぎの人はそのまま指定口座への振り込みがあり、後日発行したカードが郵送されますが、無人契約機を利用した場合には、ここまでの手順がすべて一度で完結し、カードもその場で受け取ることが可能です。

アイフルの審査基準

アイフルは審査基準に関して明言は避けていますが、実際に借入れをした人の評価を見ると、それほど厳しい基準ではないという意見がほとんどです。
まず、条件となっている安定して継続的な収入に関してですが、収入の金額よりも、継続的に収入があることを重視する傾向が見られます。

アイフルではパートやアルバイトなどの少額の収入しか得られない人の多くが融資を受けていることから、金額よりも数カ月はきちんと給料を得ている実績が必要と判断してよいでしょう。

公務員や民間企業の正社員は条件的に有利ですが、パートなどの雇用形態でも、毎月きちんと報酬が出ていれば審査には通る可能性が高いです。

次に、他社からの借入れです。複数の借入先がある場合、同じ収入でも返済能力に対する不安が大きくなるのは否めません。

審査に不利になるだけでなく、総量規制の影響でそもそも借入れができなくなる可能性も高いです。
総量規制というのは、消費者金融等からの借入れは、利用者の年収の3分の1までしかできないというものです。

これは全ての消費者金融系からの借入れを合計するため、他社ですでに年収の3分の1以上の借入れをしている場合には、どこの消費者金融からも借入はできません。仮にこの金額に達していなくても、審査における評価が著しく下がることは覚悟しておきましょう。

それから、金融事故の有無は評価基準において重要な役割を果たします。

金融事故の中でも重度の事故扱いになるのは、自己破産や個人再生などの借金を一部、あるいは全部踏み倒しているケースです。次いで任意整理や長期間(目安としては3カ月以上)の滞納、専門家の介入などが挙げられます。

重度の内容に関しては、5~10年程度その情報が記録されたままになるため、記載が削除されるまでは新たな借入れはほぼ不可能です。

一方、一度に多くの業者に借入れ申し込みをした場合は申し込みブラックとしていったん信用情報に記載されますが、半年程度で削除されるので再度申し込みができます。
ただし、アイフルで一度でも金融事故を起こした場合、自社のデータベースに半永久的にその内容が記録されるため、アイフルでの借入れは絶望的です。その場合は他社で申し込みを検討しましょう。

アイフルの在籍確認の方法について

消費者金融電話連絡というのは、申込時に記載した勤務先に、本当に本人が勤務しているか確認するための手続きで、一般的には審査の最終段階で行われるものです。

通常は、職場に電話をかけて本人に取り次いでもらうか、本人不在という説明を聞くことで確認を取りますが、職場に電話をかけられることに不満を感じる人は少なくありません。
アイフルでは、電話による在籍確認が原則ないので審査が円滑です。(※在籍確認が無いということでありません)

電話連絡以外の在籍確認方法について

電話確認をしないとはいえ、アイフルでも職場に在籍しているかどうかの確認は行います。ただ、それを電話ではなく書類で済ませるようにしている点が特徴的です。

利用者から電話による確認を止めてほしいという要望が多いこと、電話確認以外の在籍確認の方法があることなどが理由です。

具体的には、記載した職場に在籍していることが分かる書類を必要書類として提出させる方法ですが、申し込みフォームに入力・送信したらすぐに、窓口に書類による審査を希望するという旨を伝えておかなければなりません。提出する書類は、顔写真入りの社員証や給与明細書、社会保険証、雇用契約書、源泉徴収票、在籍証明書などです。

他の書類と同様に、メールや郵送などで提出することができます。
これらを本人確認書類等と共に提出することで、在籍確認まで済ませることが可能です。書類に不備があった場合でも本人への事前連絡なしに職場宛に在籍確認の電話をかけることはないので安心です。

電話連絡による在籍確認について

電話確認の場合でも、アイフルからの連絡と知られないように様々な配慮がされています。

電話は非通知の状態でかかってきますので、折り返しで会社名を知られる心配はありません。職場の人が電話に出たら、会社名は伏せて個人名で本人の呼び出しを希望しますので、本人がいればそのまま電話に出て、在籍確認が取れたという連絡を聞けば終了です。

本人不在でも、電話に出た人が現在不在である旨を伝えれば確認が取れたことになります。

時間の指定はある程度可能ですので、自分が職場で電話に出やすい時間帯を指定するのも良いでしょう。

安心して利用できる消費者金融

アイフルは、大手の消費者金融の中では、電話での在籍確認を行わない場合があるところとしてよく知られています。

それだけに、信頼性と実績のある所で借入れをしたいが、在籍確認の電話だけは極力避けたいという場合におすすめです。審査自体はそれほど厳しいものではありませんので、条件を満たしているならば申し込んでみてはいかがでしょうか。