バンクイックは、三菱UFJ銀行が運営する銀行系カードローンです。急な出費に対して強い味方となることは間違いありません。しかし、バンクイックを利用するにあたっては、申込みの際に審査を受ける必要があります。審査の際には在籍確認の電話が行われますが、この在籍確認についてどう対応すればよいのかがわからない人も少なくありません。今回は、バンクイックの審査の流れや、在籍確認の対応方法などについて説明します。
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バンクイックの概要
バンクイックは、三菱UFJ銀行が運営するカードローンであり、実質年率1.8％～14.6％で最大500万円までの借り入れが可能です。ただし、誰でも500万円まで借りれるわけではなく、審査によって借入限度額が決まります。三菱UFJ銀行の口座が無くとも利用可能ですが、三菱UFJ銀行のATMや提携ATMを利用すると、手数料が無料になるという利点があるため、覚えておくと良いでしょう。審査完了と融資開始は最短で1日です。
利用条件は年齢が満20歳以上65歳未満で、安定した収入があり、アコム株式会社の保証を受けられる人としています。保証会社としてアコム株式会社が指定されているため、過去にアコムやアコムが保証を担当する金融機関を利用していて、返済の際に延滞などのトラブルを起こしている場合だと審査は通らないと思って良いでしょう。また、外国人の場合は永住許可を受けていることが必要となります。なお、この条件は「利用のための最低条件」であり、その上で三菱UFJによる審査に通過することではじめて利用可能となる点に注意が必要です。
バンクイックの特徴として、銀行系カードローンであるため低金利であることが強みです。無利息期間が無いのがネックですが、先述したように審査は最短で翌日完了と非常に早く、土日も対応しているため、低金利の銀行系カードローンをすぐに利用したいという人にとってはおすすめのカードローンと言えるでしょう。返済も全国各地に存在する三菱UFJ銀行のATMやコンビニの提携ATMを手数料無料で利用できるため、手軽かつ便利に利用することができます。もちろん、口座振替や振込、インターネットバンキングによる返済も可能です。
バンクイックの審査の流れ
#申込方法は3つ
バンクイックの申し込み窓口は、「インターネット」「テレビ窓口」「電話」の3つです。インターネットは24時間365日申込可能ですが、テレビ窓口は平日が9:00～20:00、土曜日と祝日は10:00～18:00、日曜日は10:00～17:00が営業時間となっており、電話は平日が9:00～20:00、土日と祝日は9:00～17:00が営業時間となっています。特にテレビ窓口で申し込みする場合、営業時間終了間際に申し込みを行った場合は当日中に申し込みが完了しない恐れがあるため、出来る限り早めの申込を行うのが得策です。
最短で融資を受けるためには、テレビ窓口を利用することをおすすめします。三菱UFJ銀行の無人契約機でオペレータの案内を受けながら申し込みを行う方法で、審査が完了した後その場でカードを受け取ることが出来ます。インターネットで申し込みを行った後、テレビ窓口でカードを受け取るという方法も可能です。
申し込みに必要な書類
申し込みに際しては、本人確認書類が必要になります。本人確認書類は運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、在留カード、特別永住者証明書のいずれかです。この中では運転免許証が最も信用度が高いため、持っている場合は優先して提出すると良いでしょう。インターネットや電話で申し込みを行う場合、コピーをFAXや郵送で送るか、WEBアップロードによる提出となります。テレビ窓口の場合は申し込みと同時に提出が求められるため、テレビ窓口に書類を持参の上、オペレータの指示に従って提出作業を行ってください。
50万円以上の融資を希望する場合、本人確認書類に加えて収入証明書も提出する必要があります。ただし、50万円未満の融資でも必要に応じて提出が求められることがあるため、準備しておきましょう。収入証明書として使用可能な書類は源泉徴収票、住民税決定通知書、納税証明書その1・その2、確定申告書第1表・第2表となります。提出を求められた場合、いずれかひとつを提出すればOKです。
そして、電話やテレビ窓口での申し込みを行う場合は、利用申込書を記入して提出する必要があります。利用申込書はバンクイックのホームページ上に用意されているPDFファイルをダウンロードして印刷しましょう。インターネットでの申込みの場合、利用申込書と同じ内容を申し込みフォームに記入して送信するため、利用申込書を改めて提出する必要はありません。
審査結果の通知
書類を提出した後は、三菱UFJ銀行と保証会社のアコム株式会社で審査が行われます。最短で翌日には審査結果と実際の契約内容がメールか電話で伝えられます。審査に落ちてしまった場合は利用ができません。審査に通った場合は契約内容も合わせて伝えられるため、どのような条件で利用ができるのかをしっかりと確認しましょう。
銀行系カードローンのバンクイックは、即日融資には対応していません。審査結果の通知は最短で翌営業日となります。これは、銀行系カードローンの審査の過程で警察庁が用意している「反社会勢力データベース」の照会を行うことが義務付けられているためです。この照会には1日を要するため、銀行系カードローンは最短でも融資の開始が翌日となります。なお、土日に申し込みを行った場合、月曜日に申し込みを行ったのと同じ扱いになります。土日は申し込み窓口での申し込みができるだけで、審査などの業務は平日に行っているためです。よって、土日に申し込みを行った場合、審査は月曜日に行われ、審査結果の回答は最短で火曜日からとなる点に注意しましょう。
カード発行、利用開始
審査が通り、契約内容を通知された後、カードを発行してもらうことで晴れて融資を受けることが可能となります。先述したように、テレビ窓口ではその場でカードを発行してもらえるため、すぐに利用を開始したい人はテレビ窓口に赴いてカードを受け取りましょう。急がない場合は郵送でカードを受け取ることも可能です。どちらの手段で受け取るかは申込みの際に選ぶことができます。
バンクイックの審査の過程で行われる在籍確認とは？何を聞かれるのか？
在籍確認の目的
バンクイックに申し込みを行った後、審査結果を待っている間に注意すべきは在籍確認です。在籍確認は、申し込みの際に申告した勤務先に実際に務めているかどうかを確認する目的で行われます。信用情報がホワイトで、提出した書類にも虚偽がないと確認できても、今現在申告した勤務先に務めていない場合は「安定した収入がなくなっている」恐れがあるため、「まさにいま現在、その勤務先に申し込みした人が務めている」ことを確認するために、在籍確認は必要なプロセスと言えるのです。
ちなみに、在籍確認は審査の最終段階で行われます。在籍確認の電話があった場合、審査は順調に進んでおり、審査に通過する可能性は極めて高いと判断して良いでしょう。その意味では、在籍確認の電話はある意味で「当確通知」と言えます。
在籍確認の方法、電話の内容
在籍確認は勤務先に電話をかけることで行われるのが一般的です。電話口で担当者が銀行名を名乗り、本人への取り次ぎを求めます。バンクイックの場合は三菱UFJ銀行を名乗って電話をかけるため、勤務先に三菱UFJ銀行からの電話がかかってくることを念頭に置いてください。電話では、銀行名を名乗った上で「○○さん(利用者の名前)はいらっしゃいますでしょうか？」と本人への取り次ぎを依頼します。ここで内線を回してもらうなどの方法で本人に取り次いでもらうことが出来れば、簡単な本人確認のための質疑応答の後、在籍の確認が取れた旨を電話口で本人に告げ、在籍確認は完了です。
たまたま在籍確認のタイミングでトイレに行って席を外していたり、出張などで外出している場合でも問題ありません。電話を受けた人が「席を外しています」「外出中です」などの回答をした場合、少なくとも会社に籍は置いていることが確認できているため、在籍確認の目的は達成されています。一方で、会社の休業日や営業時間外に在籍確認の電話があり、誰も電話に出ることがなかった場合は在籍確認は完了していないため、後日改めて在籍確認の電話が行われることに注意しましょう。
電話での在籍確認が行われないケース
在籍確認の電話が行われないケースもあります。すでに三菱UFJ銀行でバンクイック以外のローンを申し込んでいた場合、その時に在籍確認を行っているため、改めて在籍確認が行われることはありません。また、給与振込口座を三菱UFJ銀行にしていた場合、会社からの給料が三菱UFJ銀行の口座に定期的に振り込まれている実績をもって在籍確認とする場合もあるようです。
申込みの時点で電話以外の方法で在籍確認をしてほしいという申し出があった場合も、在籍確認の電話はかかってきません。インターネットで申し込む場合、申し込み後に三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店に連絡して在籍確認について相談し、指示に従ってください。電話やテレビ窓口での申込みの場合は、申し込みの際に在籍確認の方法についてその場で相談してみましょう。なお、在籍確認の方法に関する相談だけでなく、大まかな時間帯についても指定できることがありますので、在籍確認の電話について不安な点があればすぐに相談することをおすすめします。
バンクイックの在籍確認の電話に備えるために
予め会社側に電話があるかもしれないことを伝えておく
三菱UFJ銀行から、在籍確認の電話があるかもしれないことを、予め会社の電話窓口に伝えておくと良いでしょう。カードローンの利用が会社にバレたくないと考えている人でも心配は無用です。在籍確認を行う側は決してバンクイックなどのカードローン名を言うことはありませんし、銀行が行う在籍確認はカードローンのみならず、銀行系のクレジットカードや住宅ローンの申し込みなどでも行われるものです。会社側も在籍確認が行われたからと言ってすぐにカードローンの利用と決めつけることは余程の事がない限りありませんので、安心して伝えてしまいましょう。
同僚に電話について聞かれた時の言い訳を用意しておく
在籍確認を自席で取った場合、あるいは同僚が在籍確認の電話をとった場合、同僚から電話の内容について聞かれる場合があるかもしれません。その場合、「クレジットカードの審査を受けていた」「住宅ローンの審査を受けていた」などの言い訳を用意しておくと良いでしょう。カードローンの利用を周囲に悟られたくない場合には、こうした言い訳が効果的です。
在籍確認が行われるのは最短で申込後10分ほど
インターネットで申し込みを行った場合、審査がスムーズに進めば最短で10分ほどで在籍確認の電話が行われます。もちろん、審査結果は申し込みの翌日に伝えられますが、先述した警察庁の「反社会勢力データベース」の照会で1日を要するだけで、それ以外の審査はすぐに終わるケースも珍しくありません。結果として、在籍確認もすぐに行われることになるため、申し込みをインターネットで済ませた場合はすぐにでも在籍確認の電話が行われるものと考えて、電話に備えましょう。
派遣社員の場合の注意点
派遣社員の場合、勤務先として派遣元と派遣先の両方の連絡先を申込時に申告することになります。どちらに連絡するかは三菱UFJ銀行側の判断となるため、確実に自分で在籍確認の電話を受けたい場合、申込後に三菱UFJ銀行の第二リテールアカウント支店に連絡し、派遣先の電話番号に在籍確認の連絡を行えないか相談してみましょう。ただ、派遣元で在籍確認が取れない場合派遣先に在籍確認を行うなど、柔軟な対応を行ってくれるので、あまり心配することはありません。
アルバイトやパートの場合の注意点
アルバイトやパートでも勤務先に在籍確認の連絡が行われます。ただし、アルバイトやパート等の非正規雇用の従業員には個人を指名した電話がかかってくる機会が正社員よりも少ないため、個人情報保護の観点から勤務先に個人宛の電話をシャットアウトされてしまう可能性があります。在籍確認が取れず、審査に落ちてしまったというケースを避けるためにも、事前に勤務先には三菱UFJ銀行から在籍確認の電話がある旨を申告しておきましょう。
バンクイックを利用する時は、在籍確認を恐れないことが大事
バンクイックでは、在籍確認は基本的に申込みの際に1回だけ行われます。在籍確認自体は会社に実際に勤めているかどうかを確認するだけの非常にシンプルなもので、時間もそこまで取られるものではありません。そして、在籍確認の電話があったということは、審査に通過する可能性が非常に高い印でもあります。バンクイックを申し込む際には、在籍確認について極度に恐れること無く、しっかりと心の準備をしておくことが大事です。
