キャッシング

三井住友カードローンの審査や在籍確認、落ちる理由を徹底解説

三井住友カードローンは、三井住友銀行が提供する銀行系カードローンです。急な出費の強い味方となるカードローンであり、大手銀行が提供するカードローンならではの強みも存在します。しかし、申し込むに当たっては審査や在籍確認について不安を抱いている人も少なくありません。今回は、三井住友カードローンの審査の流れや、在籍確認における注意点、審査落ちの理由などについて解説します。

三井住友カードローンとは

三井住友カードローンは、国内三大メガバンクの一角を成す三井住友銀行が提供するカードローンです。利息は年率1.5%~14.5%となっており、最大で800万円まで借入可能となっています。三井住友銀行の口座を持っていなくても利用可能であり、Webから申し込みを受け付けているため、利用申し込み自体は非常に行いやすい部類に入るでしょう。三井住友銀行の口座を持っている場合は、24時間WEB完結での申し込みが可能となるほか、入力を求められる内容が口座なしの場合と比べて少なくなり、借り入れにはキャッシュカードをそのまま利用可能というメリットがあります。住宅ローンをすでに利用している場合、利息の年率が1.5%~8.0%で利用可能となる点も見逃せません。

借り入れと返済に際しては全国の三井住友銀行のATMと提携ATMが利用可能で、借り入れや返済の際に手数料はかかりません。三井住友銀行のATMを利用する場合、時間外手数料も発生しないため非常にお得です。返済方法はATM、インターネットバンキング、口座からの自動引落の3つから選ぶことができ、返済日も毎月5日、15日、25日、月末のいずれかを選択可能となっています。返済額は借入残高に応じて返済額が上昇するという仕組みで、最低額は月々2000円です。ただし、2000円未満の場合は借入残高の全額をその月のうちに返済する必要があります。利用額に応じて月々の返済額が決まるため、無理のない返済計画を立てることが可能です。

総じて、非常に使いやすく、また利用に際しては融通も効きやすいカードローンであると言えるでしょう。急な出費や大きな買い物の際には心強い味方となってくれることは間違いありません。

三井住友カードローンの申し込みと審査の流れ

三井住友カードローンの申し込みは、三井住友カードローンのWebサイト、三井住友銀行の支店内に設置されているローン契約機、電話の3通りがあります。どの方法で申し込むかによって申し込みと審査の流れが異なるため、それぞれの申込方法ごとに解説します。

Web申し込みの場合

Web申し込みを行うにあたっては、口座を持っているか否かで流れが若干異なるので注意が必要です。まず、三井住友カードローンの申し込みページを開くと、三井住友銀行の普通預金口座を持っているかを聞かれるため、持っている場合は「三井住友銀行の口座を持っている」を押下して次に進みます。次の画面で、「普通預金の店番号と口座番号」もしくは「契約者番号」のいずれかと、「第一暗証」を入力してください。これで預金口座の情報を利用したログインが行われます。後は、必要事項を入力して送信を行います。口座を持っていない場合は、「持っていません」を押下してください。必要事項を全て記入したら、持っている場合と同様に送信を行います。

必要事項を記入、送信した後の流れは共通で、まず行うのは本人確認書類の提出です。本人確認書類として利用可能なのは、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、顔写真付きの住民基本台帳カードのいずれかです。別途他の本人確認書類が必要になる場合もあるため、要求された場合は指示に従ってください。50万円以上の借り入れを希望する場合は、別途収入証明書類の提出が必要となります。収入証明書類として利用可能なのは、源泉徴収票、税額通知書、確定申告書、所得証明書、給与明細のいずれかです。これらの書類を提出する際には、書類アップロードサービスを利用してWebから提出することができます。

本人確認書類の提出後、最短で翌営業日に電話かメールにて審査結果の連絡が行われます。口座を持っている場合は、審査が通った連絡を受けたその時点でキャッシュカードを使って借り入れを行うことが可能です。口座を持っていない場合、あるいは口座を持っているがキャッシュカードを使用しない場合は、郵送か三井住友銀行のローン契約機でローン専用カードを受け取ってから利用を始めることができます。

ローン契約機で申し込む場合

三井住友銀行の支店内に置かれているローン契約機での申込みの場合、予め本人確認書類と、50万円以上の借り入れを希望する場合は収入証明書類を持参しましょう。ローン契約機で案内に従ってタッチパネルに必要事項を記入した後、ローン契約機に備え付けられているスキャナーを使用して本人確認書類を提出します。オペレーターから契約内容について案内があるため、しっかりと聞いておきましょう。その後、ローン専用カードが発行されます。ただし、このローン専用カードは審査に通過しない限り使用はできません。ローン専用カードを受け取った時点でローン契約機での手続きは終了です。審査結果はメールか電話で連絡され、その時点で利用を始めることが出来ます。

電話で申し込む場合

電話で申し込む場合、まずは三井住友銀行カードローンプラザに電話をかけます。オペレーターにカードローンに申し込みを行いたい旨を伝えると、オペレーターが順次申し込みに必要な情報を聞いてくるため口頭で答えていきましょう。この時、個人情報を口頭で伝えることになるので、自宅などの個人情報を口頭で発声しても問題ないような環境で電話をかけることをおすすめします。また、オペレーターがわかりやすいように、ゆっくり、はっきりと伝えることが大事です。

申し込みのための必要な情報を伝え終えたら、本人確認書類や収入証明書類の提出をオペレーターから依頼された後、電話が終わります。Webでの申し込みと同様に、書類アップロードサービスを利用することができるので、依頼された書類の提出を行いましょう。最短で翌営業日に審査結果が電話かメールで伝えられるため、キャッシュカードを持っている場合は審査結果を伝えられたその時点から利用可能となります。ローン専用カードを使用する場合は、ローン契約機で発行するか、郵送されたローン専用カードが届いた時点で借り入れが可能です。

三井住友カードローンの在籍確認

審査の過程で、勤務先への在籍確認が行われます。在籍確認は、申請された勤務先に今現在在籍しているかどうかや、安定した収入があるかどうかを確認する目的で行われ、カードローンに申し込むにあたって避けては通れないものです。以下では、三井住友カードローンにおける在籍確認に関する様々な事柄について説明します。

在籍確認の方法、タイミング

在籍確認は基本的に申込者の勤務先に対して電話を掛ける形で行われます。電話をかけるオペレーターは、銀行名を名乗った上で「○○さん(申込者の名前)はいらっしゃいますでしょうか?」と質問します。この時、要件については「個人的な要件」とする場合が多いです。内線を回されるなどして本人が電話口に出ると、簡単な質問で本人確認を行った上で、在籍の確認が取れた旨を告げられ、在籍確認の電話は終了します。仮に席を外していたり、出張や有給などで職場にいない状況であっても、電話を受けた人が「今は席を外しております」「本日出張で社内にはおりません」などの返答を受けた時点で、「社内に在籍している」という確認が取れたと判断されるため、在籍確認は完了です。

タイミングは、本人確認や信用情報の調査が行われた後、本審査における最後の段階で行われることが多いです。早ければ申し込みしたその日のうちに在籍確認の電話が行われるため、申込を終えた後は在籍確認の電話に備えましょう。ただし、在籍確認の電話が会社や部署の営業時間外や休業日等に行われるなどして、電話に誰も出なかった場合は在籍確認が完了していないため、後日改めて在籍確認の電話が行われます。在籍確認の電話があった場合は、審査が順調に進んでおり、審査通過がほぼ確実であることがほとんどなので、一種の「当確通知」と考えて良いでしょう。

在籍確認の際にやっておくと良いこと

在籍確認をスムーズに行うために、カードローンの申込をした後、三井住友銀行から自分宛てに電話がある旨を事前に社外からの電話を受ける担当部署に伝えておくと良いでしょう。銀行系カードローンの場合、銀行名を名乗るだけで要件は告げません。そのため、予め自分宛ての電話があることを伝えておくと取次もスムーズになるでしょう。なお、その際に「カードローンの申込に伴う在籍確認」であることを告げる必要はありませんが、もしも要件について聞かれた場合は「クレジットカードの利用審査」か「住宅ローンの利用審査」等の言い訳を用意しておくと良いでしょう。

在籍確認の時間帯について、事前に連絡を行えばある程度融通を利かせてもらえることもあります。申込を行った後、できるだけ早めに三井住友銀行カードローンプラザに連絡を行い、在籍確認について相談を行うと良いでしょう。ただし、細かい時間の指定は断られることが多いので、確実に自分が在籍確認の電話を受けられるざっくりとした時間帯を告げると良いでしょう。もっとも、先述したように在籍確認は本人が電話に出なくても在席している事実が確認できれば良いので、在籍確認の電話に本人が出ることにこだわる必要はありません。

三井住友カードローンの審査に落ちる原因とは

三井住友カードローンの審査は厳しいですが、審査落ちする人にはしっかりとその原因があります。申込を検討する際には、事前に以下の条件に合致していないかを確認した上で申込を行いましょう。

信用情報に事故情報が記録されている

過去に別のカードローンやクレジットカードの利用で返済の長期に渡る延滞を行ってしまった場合など、いわゆる信用情報にキズがついている状態だと審査にまず通りません。不安な場合は事前にCICやJICCといった信用情報機関に照会を行って、自分の信用情報に事故情報が記録されていないかどうかを確認すると良いでしょう。

短期間に複数のカードローンに対して申込を行った

6ヶ月以内に複数のカードローンに対して申込を行った場合でも審査に通りづらくなるため注意しましょう。先に述べた信用情報機関には、カードローンへの申込履歴についても記録が行われており、審査の過程では申込履歴も確認されます。2社同時に申し込むなど、複数のカードローンに対する申込が行われていた場合、「この人はお金に困っていて、返済の目処が立ちそうにない」と判断されてしまう恐れがあるのです。仮に審査に通ったとしても、最大借入可能額は低めに設定される可能性があります。

他社借入額が多い

貸金業法では、利用者の年収の1/3以上の貸付を禁じています。これを総量規制といいますが、この総量規制は自社だけでなく、他社からの借入金額も含めた合計が年収の1/3以下でなければならないというルールであることに注意が必要です。つまり、他社借入額が年収の1/3に達してしまっている場合、新規の借り入れはできません。この貸金業法は消費者金融に適用されるものですが、銀行でも同様の規制を社内ルールとして独自に設けていることがあります。複数社からの借り入れを行っていたり、他社借入額が年収の1/3に達してしまっている場合は、まず現在の利用分の返済を行うことを優先して考えたほうが良いでしょう。

在籍確認が取れなかった

先述したように、在籍確認で勤務先が外部からの電話をシャットアウトしていたり、在籍確認の電話に出た人が申込者の名前を把握していなかったりなどの理由で在籍確認が取れなかった場合は審査に落ちてしまいます。対策は在籍確認があることを事前に職場の人に伝える、代表電話ではなく直通電話を勤務先の電話番号として指定するなどが考えられるでしょう。在籍確認があるということは、それ以外の審査については問題が無いということであるため、在籍確認の電話に対する事前準備はしっかりと行うようにしましょう。

虚偽の申告をした

勤務先にアリバイ会社の情報を記載したり、本来は会社勤めなのに自営業と偽ったりする、年収や他社借入額を多めに申告するなど、虚偽の情報を申告してしまうのはNGです。審査は厳格に行われ、直接審査に関わる情報については各種書類や電話などでしっかりと確認が行われるため、虚偽の申告をしていた場合まず騙し通すことはできません。故意に虚偽を申告することは絶対にやめましょう。また、他社借入額を勘違いしていたり、うっかり電話番号等の記述ミスをしていた場合でも、審査の過程でそれがうっかりミスなのか故意に虚偽を書いたのかが判断できないため、審査落ちとなってしまいます。申し込みを行う際には、必要事項に記載した内容をもう一度見直して、ミスが無いかどうかをしっかりと確認しましょう。

三井住友カードローンの審査は怖くない

三井住友カードローンの審査は厳しいですが、虚偽の申告をしておらず、在籍確認もしっかり取れており、きちんとした収入と返済の見込みがある人はだれでも利用することが可能です。審査についてあれこれと怖い想像をして身構える必要はありません。カードローンを申し込むにあたってはしっかりと記載内容を確認した上で、借り入れを行う際には計画的な利用を心がけましょう。